こんにちは 心の新入生フォトグラファー堀です
先日、京都にある特別養護老人ホーム同和園へのボランティア活動に参加させていただきました。
心へ来てはじめてのボランティア活動、
私自身、感じること学ぶことだらけの時間を過ごさせてもらいました。
一部分ではありますが、ファインダー越しに見えた風景をお届けさせてもらいます
伺わせていただいた同和園には、なんと400人を超えるおじいちゃんおばあちゃんが住まれています
同じ敷地内に住む方々には、それぞれになんと住所が割り当てられていて、
「この施設に入居されても、きちんと住所を持ちながら日々を送っていきましょう」 というコンセプトで生活されています。
今回参加させてもらったのは、
その中でも、一番高いレベルの介護を必要とされる方々の区域の忘年会だったんです
スタッフの方々が企画したこの忘年会、ステージで様々なショーをやるということで、
舞妓さんに大変身されたスタッフの方々を、本番前にパチリ
袴姿の男性スタッフさんたちによる寸劇のあと、
いよいよ舞妓さんの登場です
「みなさーん、祇園から舞妓さんに来てもらいましたよ~!!」
とのアナウンス。
もちろん、スタッフさんが舞妓さんに変身されてることは、秘密です
都はるみの「好きになった人」
主任ご自身が熱唱されるこの名曲に合わせて、
舞妓さんお二人は、なんと「都おどり」
少ない休憩時間を使ったり、夜勤明けにお互いの家に泊まりに行ったりして、
振付、構成をなんと3日間ほどで仕上げられたそうです
その過程の話をしてくださるスタッフのお二人、ほんとに愛に溢れたいい顔をされてました。
ほんとに立派な歌謡ショーでした!!!
祇園から舞妓さんが来てると思われてる皆さん。。。
演技後に、舞妓さんの声を聞いてみて、一瞬沈黙に。。。
もしかして。。。???
「~さん、私のことわかりますか~??」
とお一人ずつに声をかけてまわられるお二人。
まさか、日々一緒に生活している人が舞妓さんの正体だとは想像もしていない演出に、
みなさん大喜びで、
「長生きしてね~♪」との声を聞いて、突然泣きだされる方もいらっしゃいました
ほとんどの方が、相手の話していることを理解することがむずかしい状態でいらっしゃって、
会話というのはむずかしく、言葉をこちらからなげかける一方です。
でも、笑顔は別でした。
みなさんの満面の笑顔に、私の方が力をいただきました。
笑顔に言葉はいらないんだなあ、と実感させられました
言葉は、心を伝える道具でしかないんですね。
舞妓さんの姿を通して、その 「心」 が伝わっていく瞬間に立ち会えたことを、幸せに思いました
これからも、あったかい心がたくさんの人に伝染していきますように