岡山ボランティア

真備町でのボランティア

こんにちは、メイクスタッフの宮田です(*^^*)
今季はとても災害が多く、大変な夏となりました。
皆様の周囲に、被害はございませんでしたでしょうか?
そして、この度の大雨、地震、台風等の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

毎日のようにニュースで流れるたくさんの地域の被害の報道を観ている中、私達は思いました。
ー被災された方々のため、私たちにできることはないだろうか。ー

そんな思いより、このたび岡山県倉敷市真備町の災害ボランティアに参加させて頂くこととなりました。
現地に全てのスタッフが向かう事は難しい為、行く事の出来なかったスタッフも含め、心スタッフ一同より、わずかではございますが被災地に対し支援金を集めてお渡しさせて頂きました。

ボランティア時はスタッフが3班に分かれ、京都から真備町へ。

1班のメンバーは、あおいさん、石井さん、下山さん、多田さん、伊藤さん、千々和さんで向かいました。

そして約1週間後に現地へ向かった2班のメンバーは、當房さん、恵理佳さん、清水さん、谷島さん、竹生さん。

3班は、社長、濱さん、今西さん、宮田でした。

3班では、お1人でボランティアに参加されていたナガスエさんという方と行動を共にしました。
ナガスエさんはこのボランティアに参加されるのが4回目という岡山在住の方でした。


ー2018年7月6日ー
大雨が降り続いた真備町に避難勧告が発令されました。
「晴れの国おかやま」そう言われるほど晴れる日が多い町に住んでいる方々には、信じられないほどの雨量が降り、
建物の2階までも水位の上がってくる豪雨に、住民の方々は不安恐怖に襲われたと仰っていました。
近くの3階以上の高さのある建物に避難され、水に沈んでいく住み慣れた町を見下ろしながらボートの助けを待っておられたそうです。
当時の状況について、ボランティアで伺ったお宅の方よりお話を伺いました。
そしてそのお話をしてくださっているときの眼差しは、辛く、怖い思いをした時のことを、より鮮烈に感じました。

倉敷市災害ボランティアセンター本部でボランティアの全体説明を受けた後、バスでサテライトという、本部から離れたそれぞれの地区の近くにある、小さな集合場所のような場所へと向かいました。

 

その道中、私はバスの中から被災した町の風景を眺めていました。その場所で実際に起きた出来事をナガスエさんより教えて頂きました。
当日氾濫したという川にかかった橋を越えた辺りから、だんだんと景色が変わってきました。
そこにはたくさんの家が建っていたのですが、その家々は全て外観はしっかりしているものの、中には人が住んでおらず、家具なども無い状態の家ばかりでした。
その光景はあまりにも衝撃的でした。スーパーマーケットをはじめ、多くの店の周りも割れたガラスで溢れていました。

そしてサテライトに到着し、ボランティアに伺う地域の最終チェックを受け、グループごとにそれぞれ被災されたお宅へ向かいます。

私は3班のメンバーと、岡山弁が印象的なご夫婦のお宅に伺いました。
そこでお二人はとてもあたたかく私たちを迎えてくださいました。実は、私の祖父と祖母は倉敷市に住んでおり、まるでその家に帰省したようでした。

伺う家によって、行う作業は異なりますが、みんな限られた時間の中で少しでも役に立ちたい!と一生懸命でした。

1班は天井をはがしたり、家の中に入った泥出しをしたり。
とても暑い日のボランティアだったので余計に体力が消耗されたようですが、それでも力仕事に精を出しました。
2班は高圧洗浄機とデッキブラシで倉庫等を洗ったり、田んぼに落ちたトタン屋根を解体してトラックに積んだそうです。
3班は廃材を家の外に運び出した後、泥水が入った床をきれいにしたり、不要な部分の床をはがしました。

その「泥水があがった床」はなんと2階の床でした。
ほこりをほうきで掃いた後、ぞうきんですみずみまで水拭きを行ったのですが、ふとした瞬間に「本当にこんな高さまで水が上がってきたんだ」と、この付近に住まれていた皆様がいかに怖ろしい思いをされたのか、改めて実感していました。

私たちが伺ったお宅はとても広いお家で、災害の後日、なんと37畳分の畳をはがしたとのことでした。
「老後は余ったお金で楽しい思いをするつもりじゃったのに、それがもう出来んようになったな~。」
ぽつりとそう仰っていた言葉は、私の心に強くささりました。

そして、決まった時間ごとに設けられている休憩中には、なんと岡山の特産品であるぶどうを出してくださいました。
大変な環境の中、私達に配慮をしてくださるお二人の優しさに、心打たれました。
やっぱり、こんなおいしいぶどうが食べられるのは、岡山だからこそ。そんな私の大好きな岡山県が一日も早く復興できるよう、微力ながらもこれからも力にならなければと感じました。

ボランティアの作業も終盤にさしかかったころ、、
「みんなの力のおかげじゃな~!」
「若い人たちが来てくれたらな~、本当に若いパワーがもらえるんよ~」
ボランティアをさせて頂いたお家の方たちが、そんな風に仰ってくださったことがとても印象的でした。
改めて、この素晴らしい場所や、住まれている皆様にとって、少しでも早く安心できる生活を送ることの出来るよう、お手伝いをさせて頂きたいと思いました。

大変な状況にある方達の力になりたい!という気持ちで向かったボランティアでしたが、地域の方々とのふれあいにより、逆に私たちのほうが元気付けられてしまったようでした。

そしてこの災害ボランティアでは、住民の皆様への配慮もある為、必要最低限の撮影以外は禁止されているのですが、伺ったお宅のお二人のご厚意で、一緒に記念撮影をさせていただきました。

幼いころより何度か足を運んだことのある真備町でしたが、被災する前のこの土地を知っているだけに、色々と感じる事はありました。
ボランティアを終え、たくさん感謝して頂けた事に充実感を得ることが出来たものの、
限られた時間の中でもっと出来たことがあったのではないか、もっと多くの時間が欲しかった、という心残りもありました。
そんな心残りが出来る程、まだまだ復興には時間がかかり、たくさんの支援が必要です。
どうか、より多くの支援を受け、1日でも早く復旧活動が終わり、みなさまに平穏な日常が訪れますように。
素敵な真備町の景色をまた見ることができますように。

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