皆さまこんにちは フォトグラファーのトウボウです☆.。.:*・゜
心グループより皆様にお知らせがあります!
この度、私たち「心」グループでは、カンボジアの子どもたちを支援するため、 カンボジアに小学校を建設することとなりました。
「一人でも多くの子どもたちに教育の機会を、希望を届けたい」 それが私たち「心」グループの願いです。
開校式予定日は2017年9月17日
「心」グループ一校目の小学校がカンボジア・シェムリアップ州トロピアンプレイ村に開校予定です☆.。.:*・゜
カンボジアの小学校建設に伴い、「心」グループを代表して小学校建設の視察に行かせていただいたのですが、その時の模様も併せてご紹介させていただきます!
今回小学校建設の視察をさせていただいたのはカンボジア・シェムリアップ州にあるスナーソンクリァーン小学校☆.。.:*・゜
NPO法人HEROさんが行っているツアーを通して日本の学生さんと一緒にカンボジアの小学校建設をお手伝いしてきました。
小学校に着くと、子どもたちが走って集まってきてくれて笑顔で出迎えてくれました。
子どもたちはみんな本当に人懐っこくて、言葉の壁を乗り越えて、一瞬で心と心で通じ合えます。
無邪気な子どもたちに囲まれて、あっという間にあちらこちらで大運動会が始まります。
一緒に駆けっこしたり
縄跳びしたり
シャボン玉で遊んだり
自転車で4人乗りなんて、子どもたちにとっては当たり前(笑)
とにかく元気なんです!!
時の流れを忘れてしまうほど全力で遊んで、言葉も通じないのにたっくさん一緒に笑いました。
本当に無邪気で、笑顔がキラキラしていて
言葉にならないくらい幸せな光景にただただ夢中にシャッターをきっていました☆.。.:*・゜
目が合うと、瞳がキラキラ輝いていて、
それを眺めているだけで温かい気持ちになってしまいます。
無邪気で、ずっと笑顔で人懐っこいカンボジアの子どもたち・・・
ですが、カンボジアの国には、この子どもたちからは想像もできないようなつらい歴史があるんです。
インドシナ半島の中央に位置するカンボジアは、豊かな自然の恵みに支えられ、アンコールワットをはじめとした数々の世界遺産がとても有名な国です。
ですが、フランス統治からの独立後、
1975年から1979年の4年間、カンボジア王国は王国始まって以来の悲しい時代、ポルポト時代を迎えました。
ポルポトが首相となって虐殺された国民の数は200万人以上であると言われています。
このポルポトという首相は思想が人と違っていました。
それは「階級・格差のない国家」、つまり縄文時代のような皆が本当に平等である社会を目指すという考え方を持っていました。
そして、この思想を実現するために、国の中で知識があると見なした人間を全て殺しました。
ポルポトは知識が人々の間に格差をもたらすと考えました。彼が目指したのは皆が平等な社会です。
そのため格差を作る原因となる知識を持った人間はいらない。だから、殺す。 これがポルポトの考え方でした。
このため、知識を持っているという理由で医師・教師・技術者・学生は次々と殺されました。
また、不満を言う者、働けない者も次々と殺しました。
この結果、ポルポトから解放された時のカンボジアの人口比は、なんと国民の85%が14歳以下でした。どれだけ多くの大人が殺されたかがよく分かります。
もちろん、学校などの知識を提供する場は必要ないとされ、次々と壊されていきました。
教師も学校も無くなってしまったため、教育というものが完全になくなってしまいました。
だから、カンボジアには今でも学校が足りていません。
農村部には学校などなく、何時間もかけて通学をしなくてはならない環境で、就学し続けることが難しくなっています。
そのため、カンボジアでは小学校に90%以上の子供が入学してくるのですが、通い続けることは難しく、卒業できる子供は50%位しかありません。
義務教育である中学校には、約35%の子どもたちしか入学できません。
また、ポルポト時代に育った親たちは、教育を受けた経験がないため、教育の意義が理解されにくく、
農村部では生活が厳しいので勉強させるよりも子供を働かせざるを得ないのが学校へ通えなくなる理由の一つになっています。
教員の数も少なく先生がいないために授業ができない学校もあります。
これが今のカンボジアの教育の現状です。
今回伺ったスナーソンクリァーン小学校も教室が足りなく、椅子を外に置いただけの青空教室で授業をしていました。
30度はゆうに超える暑い環境の中でも、子ども達は先生の話を一生懸命聞いていて勉強していました。
今回、新しい校舎を建てるお手伝いもさせていただきました☆.。.:*・゜
子どもたちと一緒に土を一緒に運んだり、石を運んだり
新しい教室ができるのが嬉しくて、にこにこと何度もバケツで砂を運ぶ子どもの笑顔が今でも忘れられません。
僕の夢の一つは「カンボジアに学校を建てること」です。
途上国には、夢を描いても叶えることができない、自分の努力ではどうすることもできない、自分の可能性が限りなくゼロに近い子供たちがたくさんいます。
そんな子どもたちの夢叶えるお手伝いが少しでもできたら、0%の可能性を1%にすることができたら、希望を届けることができたら…
今回のカンボジア小学校建設の視察を終えて、そう強く願っています。
そして、このカンボジア小学校建設プロジェクトは、社長の「スタッフの夢を叶える」という想いから始まりました。
「頑張っているスタッフの夢を叶えたい!」「みんなでワクワクしながら知恵を出し合って、世の中に元気と希望を届けられるようなことをしていこう!」
というのが社長の口癖で、いつもいつも僕たちスタッフを家族のように可愛がってくれて、パワーをくれて、支えてくれています。
スタッフがどんどん増えてもその優しさはいつも変わらず、
こんな会社で働くことができて、こうやって夢まで叶えることができて、本当にしあわせだなぁと感じています。
また、今回の小学校建設は京都大学の学生団体Pumpit(ぱんぴっと) と共同で建設を行う予定です。
同じ地域の学生さんたちと交流を深め、一緒に活動を行っていけることが、今からワクワクして楽しみです☆.。.:*・゜
9月17日の開校式までに、心スタッフも何度が現地に行って学校建設を行う予定なので、また近況をご報告させていただきます!!