皆々様に、残暑お見舞い申し上げます。
メイクスタッフの景山です。
え焦げるんじゃない?
と疑うほど陽射しのキツい京都の8月を乗り切れば、
いい感じに日焼けできるかなーと期待しましたが、さして焼けず。
と言うのも、最近褐色肌がマイブームで、
休みの日は地黒ファンデーションを塗り塗りして
黒ギャルごっこをしているのですよ。ひとりで。
さてさて、本タイトルの“推し”とは?
幅広いジャンルに存在する言葉
「好き」以上の「尊さ」や「高揚感」を抱く対象
人にすすめたいほど気に入っている人や物
応援しているメンバーを意味する語「推しメン」が流行したことから、
アイドルや俳優など対して多く使用する。
*関連語 “沼”
「奥深い趣味の世界」を指すインターネットスラングとしてよく用いられる。
サブカル要素の色濃いオタク趣味の世界というニュアンスを含む場合が多い。
いったんハマると金銭と時間をどこまでも費やしてしまい、
どんどん深淵へとのめりこんでいき、容易には抜け出せない対象。
使用例)沼る、沼にハマる、沼に引きずり込む、〇〇沼など
とは言えども。
20代も半ばを過ぎた辺りから、
プライベートで狭く深くひとつの物事に傾倒することが無くなりまして。
(にわかのバンドギャル時代もありましたが、
今となってはライブ翌日のむち打ちが耐え難い)
映画も漫画も音楽も食べ物も習慣も、
熱意を持ってオススメされたら何でも試すタイプです。
そしてだいたいのものを好きになります。
が、沼らない。広くて浅い。
どれも好きだな〜〜〜って感覚です。
※余談ですが、
俳優の及川光博さんのファン様は、
“みっちー”にハマっていることを沼に溺れるのではなく、
泉に浸かっていると表現するそうです。お上品。
ということで。
沼も泉も未開拓ではありますが、今日は“推してる役者さん”に的を絞ってご紹介します。
出演している作品ごとご覧くださいませ。
『渇き。』
あらすじ
一人娘の“加奈子”の疾走をきっかけに、
ロクデナシの父親が崩壊した家庭の再生を求めて奔走する。
刑事、悪友、担任、主治医…様々な人物を介して、
しだいに明らかになる“加奈子”の本当の素顔とは。
奔走する?翻弄される?弄んでる?血迷ってる?
家族を、愛シテイル?
「そう。めちゃくちゃ!」
って、予告編の加奈子(小松菜奈さん)の台詞そのまんまの映画です^^
バイオレンス、サイコパス、スリラーが混在する、
まさしく劇薬エンタテインメントな作品になっています。
狂った登場人物しか出てこないので、誰にも感情移入ができません。
だからこそ、初めから終わりまでイチ傍観者として楽しめると思います。
切り替えが激しいカットに挿入されたポップな音楽が狂気をガンガン煽ります。
薄気味悪いのに、なぜか目が離せない、そんな映画です。
真夏の暑苦しさと理性を吹っ飛ばしてスカッとしたい方にオススメです^^
『最後の忠臣蔵』
あらすじ
赤穂浪士の吉良邸討ち入り後、
大石内蔵助率いる四十七士が切腹により主君に殉じた中、
密かに生き延びた瀬尾と寺坂という二人の武士がいた。
討ち入りの真実を後世に伝えるために生かされた寺坂は、
事件から16年後、討ち入り前夜に逃亡した瀬尾に偶然巡り会い、
瀬尾の逃亡の真相を知る。
瀬尾は、武士の身分も捨て、
主君大石の隠し子を密かに育てあげていたのだった。
忠臣蔵(ちゅうしんぐら)とは?
江戸時代18世紀初頭に実際に起きた【赤穂事件】を題材にした創作物のこと。
※赤穂事件に関して、ここで話すと長くなりますので割愛します。
気になる方は、Google先生に聞いてみてください。
この忠臣蔵といえば、
自分のお殿様の仇を討つといった時代劇の王道のひとつです。
年始にも特番で放送されることが多い題材ですね。
そんな忠臣蔵には、まだ物語の続きがあった…
というのがこの映画の大筋です。
名誉の死を許されなかった武士が、
裏切り者としての謗りを受けながらも、
自分の使命を果たすために懸命に生き尽くす様に嗚咽必至。
私はタイタニックより泣きました。
私の涙腺はガバガバの最弱なので私の「泣きました」は全く参考になりませんが。
『バケモノの子』
あらすじ
この世界には、人間界とは別にバケモノが暮らすもうひとつの世界がある。
家を飛び出しひとりぼっちの人間の少年・蓮は、
乱暴ではぐれ者のバケモノ・熊徹の弟子になる。
ふたりは反発し合いながらも、お互いが成長して見えない絆を深めていく。
このアニメーション映画は、観られた方が多いのではないでしょうか^^
私は細田守監督の作品で「バケモノの子」がいちばん好きです。
これは主人公の蓮くんの成長譚だけではありません。
種族を超えた親子の絆や友情、愛を主軸にして、
“乗り越えたいトラウマ”や“思春期の心の葛藤”も織り交ざってる作品です。
意外と深いテーマだけど、お子様にもわかりやすい描き方なので、
家族みんなで楽しめる映画だと思います。
わたくし親子愛にめちゃくちゃ弱いんですが…
私は母と観て、最後はふたりで泣きましたとさ。
3作品について長々語ってしまいましたが、
もうお分かりですよね?
今回の、私の推し俳優様は役所広司様でした^^
(バケモノの子では熊徹の中の人をご担当されております♡)
役所さんが出演されてる作品は、
時代劇もエンタメもシリアスもだいたい網羅しております^^
まだまだまだまだ紹介したいのはたくさんあるのですが、
一度のブログでは載せきれませんので、またの機会に…
最後に〆として、
もうひと作品紹介させてください。
役所広司さん出演では無いのですが、
景山のバイブルというか原点というか、
これを観てから“現在の私”の大半が形成されたと言っても過言ではない…
私の心に突き刺さって永遠に抜けない映画がこちら👉
『修羅雪姫』
梶芽衣子様主演バージョンです。
着物姿の梶様のうつくしさたるや…!!!
見所の7割くらいはそこです。
永遠に観ていられますし、
その粋な着こなしと華奢なスタイルに猛烈に憧れて、
撮影当時の梶様のスリーサイズを血眼になって調べた記憶があります。
(結果見つけられずでしたが…くっ…!)。
あらすじ
舞台は文明開花に華やぐ明治初期。
獄中の母から託された怨念を晴らす為に、
修羅の道を往く美貌の殺し屋お雪。
流麗かつ戦慄の復讐譚。
鮮血舞う派手な演出で、
ダイナミックに描いたバイオレンスアクションです。
かの有名なクエンティン・タランティーノ監督がこの映画の大ファンで、
自身の作品『KILL BILL』でオマージュを捧げています。
ラストの決闘シーンで流れる哀愁漂う挿入歌は、
梶様が歌う修羅雪姫の主題歌なのですよ…
胸熱過ぎて鼻血出ますよね?
作中に出てくる衣装で一等好きなのは、
大柄の丸紋蝶が舞う白地の着物です。
この着物を纏って、
空中をくるくるっと飛んで仕込み刀を抜くシーンは、
何回観ても声が出ます(発狂)
返り血で染まってしまうことが分かりきっているのに白地の着物なんですよ…
それはもう差し違えてでも仇討ちを果たすという覚悟の死装束なのでは…?
泣けるうああああ!!!(稚拙な妄想)
いやーーーーーこのように語り始めると、
やっぱり映画観たくなりますね^^
飽きもせず同じ作品、何回もリピートしちゃうんですが、
見識を広げたいので多ジャンルに手を出していこうと思ってます✌︎
皆様の熱いオススメ、お待ちしています♡
また、皆様が所属している沼や泉の幸せ話も、
楽しみにしておりますね💋