ミュシャ

おいしいミュシャ展〜5感で味わうアール・ヌーヴォー〜

みなさまいかがお過ごしでしょうか?
カメラスタッフの磯野です📷

スタッフブログを書くのは2回目なのですが、今回も1回目と同じく現在開催中の企画展紹介です✧٩(ˊωˋ*)و✧
こちらのブログを読んだ皆様が「行きたい!!」となっても大丈夫なように、開催期間が長めのものをチョイスいたしました✨

今回私が訪れたのは大阪府堺市にある堺アルフォンス・ミュシャ館。
植物や花などの装飾的なモチーフを特徴とする工芸スタイル「アール・ヌーヴォー」が盛んだったパリで、時代の寵児として輝いた芸術家ミュシャの作品をコレクションしている美術館です。
私が心惹かれた企画展は・・・

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おいしいミュシャ展〜5感で味わうアール・ヌーヴォー〜

シャンパン、ビスケット、フランス料理――。
「味覚」にまつわる作品が、ずらりと並ぶミュシャ展です。
また、香りや音楽など、感じてあじわう鑑賞体験もご用意。
19世紀末のパリでミュシャが腕をふるった美の数々。
感覚を研ぎ澄ませながら
どうぞ「5感」でお召しあがりください。
(堺アルフォンス・ミュシャ館ホームページより抜粋)
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つまり、ミュシャの作品を味覚や嗅覚など5感を使って鑑賞しよう、という内容の展示なのですΣ(•̀ω•́ノ)ノ
とても面白そうではありませんか?!
気になりますよね!!

下記には展示内容のネタバレがあるので、この時点で「行こうかな・・・」と思っている方は注意して読み進めてください(ง •̀ω•́)ง

まずは味覚
ミュシャはポスター、お菓子のパッケージなどのデザインも手がけていました。
色々な分野のデザインをしていたからこそ、5感で味わうという広いテーマにも沿うことができるのでしょう。
ここでの目玉はやはり『ウミロフ・ミラー』
中央の丸い鏡を囲む3メートルほどのキャンバスに描かれた絵画作品です。
ミュシャ
これとても大きいんですよ!このサイズの作品が室内装飾用として作られたのは驚きですΣ(ʘωʘノ)ノ
さらに展示期間中はアール・ヌーヴォー風ダイニングがテーブルコーディネートされており、ウミロフ・ミラーが飾られていたであろう空間が美しく再現されています🌺
この作品は暖炉の上に飾る絵、いわゆるマントルピースとして制作されました。
絵の中の光を下から差しているように描くことで、下にある暖炉の灯りとリンクするようにしたようです🔥
実際に燃えている暖炉の上にあったとしたら・・・という想像をするのも楽しみ方の一つですね💕

お次は嗅覚
ここでは香水のポスターなどが展示されていました💄
また、ミュシャの絵をイメージしたスペシャルフレグランスが展示されており、絵と見比べながら香りも楽しめるというとても新鮮な鑑賞体験となりました。
香水のテーマになったのは『Quo Vadis(クォ・ヴァディス)』という作品です。

これはポーランドの作家シェンキェヴィチによるクォ・ヴァディスという小説の一場面です。
主人ペテロニウスに恋する奴隷の少女エウニケが彼を模った大理石像に口づけるシーン。
香炉から立ち上るV字の煙が鑑賞者の目線を誘導しています。
本当に美しい作品で、これまたスケールが大きい!!!2メートル級の絵画作品を前にただただ圧倒されました( °o°)

クォ・ヴァディスをイメージした香水もとてもいい香り( ˶´⚰︎`˵ )
匂いたつような絵画を見ながらだと、香りに具体性が出ておもしろかったです。
この展覧会のために特別に調香されたものなので、販売されていないのが残念でした!!!

次は触覚
会場にはいくつかの触図も用意されていました。
触図とは手で触ってわかるよう凹凸が付けられた図や絵のことをいいます。
普段、美術館の絵に触るなんてまず無理なので、特別につくられた絵に触れていると不思議な感じがしました。

そして聴覚
ここでは4メートル級の大作『ハーモニー』が展示されていました。


もう大きすぎて一度に視界に収めることができませんでした!
大きい作品というものはそれだけでなんだかテンションが上がりますよね◝(⁰▿⁰)◜

ミュシャは楽譜の挿絵なども描いており、また、チェコ人の音楽家たちとも交流があったようです。
ここではミュシャが一躍有名になったきっかけの女優サラ・ベルナール主演の舞台「ロレンザッチオ」の劇中曲を聴きながら作品を見ることができます。
当時の雑誌にはPRのために劇中歌のピアノ譜が載せられていたらしく、聞こえてくるピアノの調べにベルエポックの時代のイメージが広がっていきました゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・。

最後は視覚
19世紀後半、産業革命を経たヨーロッパは視覚文化も進化していきます。印刷分野ではリトグラフという技法が花開きました。リトグラフとは版面の凹凸ではなく化学反応を利用した印刷技法のことです。多色刷り技法も発達していったことから、ミュシャの作品はこの時代の人々の目を彩ったことでしょう。

1時間ほど展覧会を見て回りましたが、本当にあっという間でした!
迫力のある作品と飽きさせない展示方法がとてもおもしろかったです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )
個人的にはクオ・ヴァディスの香水が最高の香りすぎたので、是非試してみてください!!

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堺 アルフォンス・ミュシャ館住所: 〒590-0014
大阪府堺市堺区田出井町1-2-200
ベルマージュ堺弐番館2F~4F
9:30~17:15(入館は16:30まで)

企画展情報
https://mucha.sakai-bunshin.com/event/mucha2023ex1/
2023年7月30日までの開催
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