みなさまご機嫌いかがでしょうか。
カメラスタッフの磯野です📸
季節は秋!!紅葉のシーズンということもあり、この時期は特に京都旅行に行きたくなりますよね。
まだ斑模様の山並みだと思っていたら一気に色づいてきました🍁
紅葉をバックに撮影された変身写真はとっても綺麗なので、ぜひインスタ写真をチェックしてみてください✨✨
今、私が秋から連想するのは「旅行シーズン」ですが、学生時代、秋といえば「学園祭」でした。
私は大学時代、演劇サークルに所属していたので、秋は10月下旬の学園祭公演に向けての準備期間でした。
芸術系の学部に所属していたこともあり、メンバーは皆何かを制作することが得意で、少ない予算の中色々と工夫をしながら公演を作り上げたものです。
上演場所は大学の講堂を使うことがほとんどでしたが、ときにはエントランスホールや教室で公演をすることもありました。
こちらは教室を魔改造して作ったステージです。
一見教室とは思えない空間ですよね(੭ᐛ )੭⁾⁾
中央の山車のようなものとその周りが舞台となり、観客の座席がそれを取り囲むように配置されています。
学生からは、一歩入るといつもの教室ではない不思議な光景に驚きの声が上がっていました!
この山車は建築を専攻している同級生が手作りしたもので、上に登ったりそのまま動かしたりすることも可能な可動式舞台です。
普段授業を受けている教室を改造して会場を作ったことでメインステージが観客と地続きになり臨場感溢れる作品になりました。
さらにそれを活かして観客にも積極的に関わり、即興のアドリブを多く入れました。
ちなみにアドリブで舞台に立つときは脳みそをフル回転させているので頭が活性化しているような気になります…( ◜◡◝ )オア
教室の入口からこの舞台に入るまでの導線にも工夫が凝らしてあります。
入口には物語に関するヒントが展示されており観劇前の気持ちを高める効果を狙っています。
その展示スペースの最後には絵画を専攻している同級生が描いた、登場人物の油絵が飾られています。
この人物は物語後半に登場するキャラクターなので、物語が進むにつれて観劇前にはわからなかった彼女の素性を知っていくことになります( ¯꒳¯̥ )
絵画を通り過ぎると、いよいよ舞台セットに到着です!
普段の教室とは違った雰囲気にするため装飾や照明もこだわりました。
セットを褒めてもらえることが多く、メンバーの夏休みの頑張りが報われて本当によかったです(T_T)
ちなみに所々に飾られているお面も同級生の手作りです!
さて、当の私がなにを担当していたかというと、パンフレット制作です。
カメラ担当の同級生が撮影した写真を使い、劇紹介パンフレットを作っていました๑◕‿‿◕๑
会場にある全ての制作物には、団員の知識や技術が込められています。
ステージに至る順路や小さな小物にまで気を配り世界観を作り上げた情熱は、演劇が好きだという気持ちから来るものであり、自己満足にも近いものです。
時間の都合上やむなく削った部分や細かい設定などお客さんを置いていってしまった部分もあると感じていたので内容の補足や、見るだけではわからないこだわりをパンフレットに詰めました。
私の学部には建築、キュレーション、絵画など多様なコースがあり団員の専攻も多岐に渡ります。
高い完成度の演劇を求めていく中で、「建築の学生にはその知識を活かした複雑な大道具、絵画を学んでいる生徒は小道具として肖像画を作るということを一番に決定し、それに合わせた脚本を構築するのが合理的なのでは」という仮説に至り、試験的に作ったものがこの舞台です。
技術と知識を持っている生徒で作る演劇は、ここでしか見ることができないものになったと思います。
大学を卒業して演劇からは遠のいてしまいましたが、いつかまた再び関わり、舞台に立ちたいです( ✧ ̫ ✧ )
演劇に限らず、好きなものがあると人生が楽しいのは万人共通ですよね!!
みなさまも良い趣味ライフを、そして演劇に少しでも興味を持ってくださったら嬉しいです٩༼๑・ิﻌ・ิ༽۶٩༼・ิﻌ・ิ๑༽۶