皆様こんにちは。
カメラマンの伊藤です✨
今回は、僕がこれまでに作った撮影小物・お支度小物をいくつかご紹介させて頂きます✨
まずはスチームパンク花魁から~🐤🐤
初めてご体験頂けるようになったのが2019年の四月頃でしたので、僕にとっては少し懐かしいプランです。
スチームパンク花魁プランで僕が作ったのは、頭飾りとマスクです。
頭飾りは、芳丁(よしちょう)の簪をシリコンで型取りをし、レジンで成型して歯車を張り付けたりして作りました。
マスクは色が剥げたりしてぼろぼろになり使えなくなった狐のお面を、半分に切って厚紙やガスマスクの吸入管・歯車をつけて
芳丁の簪と一緒に、ドライブラシ塗装で色を付けてスチームパンクぽい色に仕上げました。
このドライブラシ塗装という色の塗り方はとても簡単なので、ご興味がある方はお試しください♪
やり方は、「ドライブラシ塗装 スチームパンク」と検索して頂くと出ると思います✨
スチームパンクプランは、初めて自分でやりたいと言い出してメンバーに助けてもらいながら完成させたプランでした。
フォグマシンやプロジェクターを使った撮影を取り入れたりなど、雰囲気が変わった分、色んな初めての撮影を研究してプラン化に至ったとても思い入れのあるプランです✨( ;∀;)
煙の映り込み具合や、背景を投影しているプロジェクターに合わせた撮影を
ここで頑張ったおかげで、以降に行うハロウィンプラン等ではフォグマシンを
お正月ジャポニスム等では、プロジェクターを使った撮影を受け継ぐことも出来、このプランからかなり撮影の幅が広がりました✨✨( *´艸`)
続いては、アマビエプランです✨
伊藤が作ったのは、くちばしのお面です🐤
コロナウイルスのような疫病から救ってくれるといわれている「アマビエ様」をモチーフにしているので、くちばしを作りました。
本当のようなくちばしを作ってしまうとちょっと怖いので、「お面とくちばしの間をお願いします」
と依頼をもらいましたので、くちばしっぽいお面が出来上がりました👏👏
素材は石塑(せきそ)粘土(石粉粘土とも言います)という石の粉を使った粘土で作成しました。
こちらは紙粘土のように乾くと固まる粘土なのですが、固まると紙粘土に比べて丈夫で、やすりなどでもきれいに削れます。
粘土をこねこねして作り、乾いたときにやすりで形を整えながら作成しました( 一一)
色は絵具と、ラメ入りのマニキュアなどを組み合わせて色塗りをしました。
そのおかげで、ちょっとだけキラキラしています。✨✨
僕が作ったわけではないのですが、頭のひれもこのプラン専用にスタッフが手作りしたものです。
なんと、下敷きと針金を元にして制作したそうです。めちゃめちゃすごい(; ・`д・´)色もキラキラで綺麗です✨
こちらがアマビエ様の全体像です。
なかなか奇抜なプランですよね~✨
前々からこのマーメイドの尾びれには目を付けていたそうですが、なかなかこれを履いて撮影するのは難しいとココログループでは言い伝えられていました。
しかし、思い切って購入し改良を重ね、撮影可能な仕様に変更していった事でプラン化に至りました。
この尾びれが一気に人外観を演出してくれて、変身写真!って感じの仕上がりとなりました✨
こちらは、アマビエ様のダーク目ライティングVerです。
このお写真のモデルになってくれているメイクスタッフの富田さん
実は彼女が頭のヒレを作ってくれました。 ^^) _旦~~
お次は店舗が変わりまして、祇園店「心-花雫-」から羅城門の鬼プランです👹
コチラのプランでは、頭飾りを製作しました。
この飾りは、初めにNSP(アートクレイ・インダストリアルクレイ)という粘土で形を作るところから始めました。
温度で柔らかくなったり固くなる粘土で、小さい頃に使った油粘土がより細かい造形がしやすくなったような粘土なのです。
よく特殊造形などで使用されています。
それと粘土彫刻用のツール
こんなやつです。
これがあると簡単にいろんな形に彫刻できるので、とても楽しくなります。
おうちじかんにいろんな彫刻をするのもおすすめです。
自作のフィギュアとかも作れてしまいます。
とあるものの製作中の写真です。
彫刻ツールは東急ハンズなどで素材を買えば自分で簡単に作れます。
ちょうどここで使用しているのはお手製の物でよく使っています。
頭の上にある二本の大きな角の彫刻がとても楽しかったです。
粘土彫刻が終わると、シリコンで型を取ってレジンで成型します。
その後、出来上がったものをやすりがけして綺麗に整えて、色を塗ります。
塗り方は、スチームパンクと同じ様に、ドライブラシ塗装で塗りました✨✨
続いては、同じく百鬼夜行・絡新婦プラン
このプランでは蜘蛛の足を作りました。
絡新婦プランは前々からやってみたい気持ちはありましたが、なかなか作業場に使えそうな場所が無く実現出来ていませんでしたが、
百鬼夜行を始めるにあたってココログループのお部屋の一部をこういった小物の制作作業も出来るお部屋にしてもらえたので
ちょっと大きめなものを作ることが出来るようになり、実現に至りました✨
いつもは全体の雰囲気をメイクスタッフと相談しながら、徐々に作り上げていくのですが、、
ずっと蜘蛛の足を作って撮影をしたいと思っていた気持ちが強すぎて、全体の雰囲気を決めるよりも先に完成させるという暴挙にでた制作物でした💦
メイクスタッフの恵里佳さんが、いきなり現れた蜘蛛の足に合わせてとてもカッコいいスタイルをあっという間に仕上げて下さり完成しました✨
蜘蛛の足は、割りばしに特殊造形用の粘土をつけて彫刻していく方法で作っていきました。
羅城門鬼と使っている物はほとんど変わらないのですが、彫刻の仕方を変えて生き物っぽい彫刻をしました🕷🕷
一本を作り、それを複製しました✨✨
色は真っ黒に絵具で塗った後に、エアブラシでちょこちょこと本物の女郎蜘蛛の足を見ながら色を塗りました(´_ゝ`)
この足の制作中は、ずっと本物の女郎蜘蛛の足を見ながら過ごしていました💦
蜘蛛の足の形に詳しくなりました( ..)φメモメモ
今回ご紹介させて頂いたプラン以外にも制作したものもございますが、そちらはまたの機会にご紹介させて頂きたく思います。
おまけ
カメラマンの中脇さんに急に覗かれている様子です。
毎回何を作っているのか聞かれますが、いつもはぐらかしています。
椅子に座って作業したらいいのにと言われます。
今も新しいものを製作中です。
皆さんに付けて頂いたり、持って頂くことで、
素敵な変身体験をお楽しみ頂けるように、これからも地べたで製作を続けたいと思います(#^.^#)
皆様からも地べたで製作してほしいものなどがございましたら、いつかお聞かせください✨