皆様、こんにちは、こんばんは。
心グルメ隊長の今西です。
本業はカメラマンです。
さて、前回のカレーブログですが、色んな方から見ましたよ!と言ってもらえて反響が大きかったのですが
同時に、僕の手料理に一体誰が興味を示してくれるのだろうと反省したので
今回は、本来のコンセプトに戻って京都の名店紹介をしていきたいと思います。
ちなみにバックナンバー(まだ2つですが)はこちらから。
http://kisekinoichimai.com/top/diary/post-4750/
http://kisekinoichimai.com/top/diary/post-3918/
さて、今回ご紹介するのは
「京都 円町 縁の町 寿司割烹 孫」
です。
縁の町は全然関係ありません。
嵐山店STUDIO心の最寄り駅と同じJR嵯峨野山陰線内にある円町駅から徒歩3分
閑静な住宅街を進むと、飾らない佇まいの寿司割烹が現れます。
嵐山店からは、京都駅までの途中駅にありますし、他の2店舗からもさほど遠い距離ではございません。
市バスをご利用の方は 西ノ京円町
タクシーをご利用の方は、丸太町佐井を下がるとお伝えください。
暖簾をくぐると、信楽焼のお狸様がお出迎え
中に入るといつもピカピカに磨き上げられた白木のカウンターが。その反対側にはボックス席もあるので大人数でも大丈夫です。
僕は基本的にぼっち系の人間なので迷わずカウンターに失礼します。
この日は、到着の10分前に(しかもかなり遅掛け)突然電話をして行ったのですが
お店に到着すると、カウンターに僕の席が完璧に用意されていました。
さらに驚いたのが、電話で名前を伝えていないのにも関わらず着いたら僕の名前が書かれたお酒が席の前に用意されていたのです。
僕の名前はもちろん声や一度話した内容、料理やお酒の好みまで、本当に完璧に把握されているんだということを
行くたびに感じさせてくれるお店で、本当に京都のおもてなしの心を体現されています。
さて、席に着くとまずは季節のお花の水彩画がお出迎えしてくれます。
毎月季節の花を手書きされているそうで、「料理は目で楽しむもの」
という大将のこだわりが見えます。
さて、前置きが長くなりました。
お待たせいたしました、ビ―ルでございます。
やはり、日本男児はこれがないと始まりません。
1日の終わりを始めると言ったところでしょうか。笑
さて、ビールと共に供されるもの。
そうお突き出しです。
本日は、鯛の炙りの酢の物でございます。
こちらも、季節の旬や仕入れに合わせて毎回変えられているので
毎回とってもワクワクです。
ちなみに、春先に出るホタルイカはこの世の物とは思えない程の絶品です。
是非に。
さて本日二品目は渡り蟹のボイルです。
こちらも季節の物で、初めて見掛けたので注文してみました。
当たり前ですが、うまいです。
普通はお酢と一緒に頂くのですが…
是非そのまま食べて下さい。笑
絶妙な火加減とネタの良さで、甘味が強くそのままでも全く問題のない旨さです!
また、綺麗にほぐされた身と共に甲羅に盛り付けられているのは、内子です。
蟹の卵巣にあたる部分ですが、これがまた旨い!
余談ですが、内子と言えば冬場のこっぺがにも
それはそれはもう宝石箱です。
是非に。笑
さて、お寿司屋さんですから、お寿司を食べない訳にはいきません。
いつもは、板さんと魚談義をしながら何を食べるか決めるのが楽しいんですが
今回はブログを書くということで、推しの五貫をお任せしてみました。
一度でいいから言ってみたかった
「適当に5貫ほど握っといて」
を発動です。
で出てきたのがこれ。
穴子 牡丹海老 鯛 烏賊 鱧
いや、僕の好きなもんばっかりやないかい!
さすが分かってらっしゃる。
ちなみに、此処の穴子は絶対に食べてください。
人生で一番おいしい穴子を保証します。
美味しくなかったら今西に付けといてください。
もちろん穴子代だけですよ。笑
あともう一つ、海老を食べるときは半殺しと注文してください。
物騒なワードですがこれを超える海老の食べ方を僕はまだ知らないです。
あえて多くは語りません。
是非に。笑
さてここで、もう一つ絶対食べてほしいもの。
手羽先の塩焼きです。
僕は芋のお湯割りと共に頂きます。
創のボトルを見つけたら勝手にのんでください。笑
さてこちらの手羽先
仕入れにこだわった地鶏を使用しています。
その味の力強さは食べた人にしかわかりません。
本当においしい鶏はこんなに味がするんだと冗談抜きで思います。
この手羽先を食べると、他の手羽先に満足できなくなります。
ちなみに、焼き方に一つ隠し味があるそうです。
それに気づけた貴方は立派なグルメ隊員です!笑
お寿司に戻って
今度はちょっと贅沢。
ブログのためですからね。仕方ないですよね。うん。仕方ない。
はいっ!トロ ウニ イクラ 鯛
うん。贅沢。
この辺のネタはまあ言うまでもなく絶品です。
トロとかもう口ごと溶けます。
鯛が二回目の登場ですが、この日の鯛は腹身を握って下さって
この部位がまた絶品なんですわ!
鯛の握りはワサビの代わりに木の芽が入っています。
爽やかな山椒の香りと鯛が見事な調和です。
烏賊の飾り切りや山椒など細かい仕事が活きていますよね。
と、喜んで食べていると…
じゃん!
可愛いミニチュア寿司です。
ちゃんとシャリ、ワサビ、ネタとそろっています。
寿司屋もインスタ映えの時代。笑
はてさて、心が満たされ財布が空になったところで
恒例の集合写真。
今回も快く掲載を引き受けて下さった孫さんに感謝です。
ところで、この写真には大将が映っていないのですが
なんと、大将のご趣味はカメラだそうで
僕がシャッターを切りまくっていると
奥から特大レンズを持ってきて下さいました。
なんとお値段60万円。笑
「漢は道具から入るんや!」
と語る姿には仕事の流儀を感じます。
こんな、とってもアットホームなお寿司屋さん。
ある意味、高級京料亭よりも京を感じられると思いませんか?
京都観光や体験の後。
是非に!
「寿司割烹 孫」
〒604-8471 京都府京都市中京区西ノ京中御門東町1−3
075-841-7316