ジントニックで踊ろうよ♪

皆様こんにちは。
いや、本日はテーマがテーマですので、「こんばんは」(←低い渋い声で)と言わせて頂きます。
心随一の酒仙。もとい、心のバーテンダー。カメラマンの今西です。
酒好きの母と酒豪の父の間に生まれ落ちたその瞬間からお酒が好きでお酒が好きで…(3世代で利用させて頂いているBARのマスターからはサラブレットと呼ばれています。あっお酒は二十歳からしか飲んでませんよ!笑
若かりし頃はベロベロに酔ってばかりいた僕ですが…
そんな私も大人になりました!!
洒落た洋酒なんぞを嗜んでいる今日この頃です。そうです。私がおませさんです。

さて、私が好きなお酒と言えば…
もちろんビール!!それから、日本酒でしょ、ウイスキーでしょ、あとはワインと焼酎とテキーラとラムとウォッカとブランデーとグラッパと泡盛と口嚙酒と料理酒とみりんと……
そして…

ジン!!

そうなんです。
私が今、ドハマりしているのがジンなんです!

『GIN』
テキーラ、ラム、ウォッカに並ぶ世界4大スピリッツの一つ。
某探偵漫画のなんか黒い人の名前にもなった、まさにイカしたお酒です!
その昔…オランダのとある賢い人が、当時まん延していた病の薬として作ったのが始まりと言われるGIN。(身体に良いからいくら吞んでも大丈夫✨…なんて訳ないんですよ!
「ジュニパー・ベリー」という何だか身体に良いらしい謎の実を蒸留して薬用酒にした所、「えっ。意外と美味いやん!?」となっちゃったそうです。
そうこうして、どうこうして、あれこれして、今となってはこの「ジュニパー・ベリー」さえ入っていれば、あとは何を入れてもとりあえずGINと呼びましょう!という割となんでもありなお酒となっております。(笑)
となってくると、なんでも入れてみたくなるのが人間の性。
世界各地の吞兵衛達は考えました…
うちの特産品のあれを入れたら美味しいのでは!!?
いやいや、私んとこの特産品はとっても香りが良いんだから!!!!
だったらこんな物まで入れてみようよ!!!!!!
世界の吞兵衛、大はしゃぎです。(嘘です。ホントは各メーカーの神舌達が日々魂を込めて作ってます。)
…と、まぁこうして生み出されたのが、地ビールならぬ地ジン!いわゆるクラフトジンです。
世界各地の特産品の香りを付けたクラフトジン。その香りは、山椒からキュウリから昆布まで多岐にわたります。(この素材の事をボタニカルと言います←これ重要。)
GINの中でも、とりわけクラフトジンの香りは筆舌に尽くしがたい複雑さ。それは、さながら『飲む香水』。

そのようなわけで、本日は皆様に薫り高きクラフトジンの世界をご案内しようという次第でございます。
第して。【チキチキ!第一回オススメクラフトジンランキング】
それでは行きましょう!!

第8位は!

ででんッ!

『GORDON’S LONDON DRY GIN』

お詳しい方はお気付きでしょう…
いきなりクラフトジンちゃうやないかーい!!!
クラフトジンとは、少量プレミア生産なジンの事。
対して、こちらのゴードン先輩は世界トップレベルのシェアを誇る超王道ジン!
全然クラフトジンではないですが…
それでも、ジンを語るなら絶対に外せないのがこのゴードン先輩なのです!!!!
なんとその歴史は、250年以上!
創設者である白髭のおじ様アレクサンダー・ゴードンが世界中を放浪、ついにジュニパーベリーと完璧にマッチするボタニカルにたどり着くのです。
その濃厚で力強い味わいは、現在でも世界中のバーテンダーからの信頼を獲得。
世界で最もクラシカルでスタンダードなジンと言っても過言ではないでしょう。

続きまして…第7位の発表です!
さて、ここからは、ちゃんとクラフトジンです。
進行の都合上、何となくランキングにしてみましたが、正直好みです。(笑)
それでは行きましょう!!

でででんッ!!

『六 ROKUGIN THE JAPANESE CRAFT』

六なのに7位!
日本が世界に誇るサントリーが、「日本を代表するプレミアジン」を目指して本気で開発したのがこちらの一本。
ジュニパーベリー等の伝統的な素材の他に、日本の四季を彩る6種類のボタニカルを使用。故に六ジン!
桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子。それぞれを旬のタイミングで収穫し、職人の巧みな技で絶妙なバランスにブレンド。
さらに特筆すべきはお洒落すぎるボトルのデザイン。六角形の洗練されたボトルに、使用されている素材の彫刻。堂々たる『六』の文字。カッコよすぎます…
その味わいは、まさにバランス!
口に入れると、とても繊細な香りが段階的に押し寄せます。
本当に繊細なので、ライムを入れないソーダ割りがオススメです!
ちなみに、サントリーのサイトでは、梅や山葵や紫蘇なんかをトッピングする作り方が紹介されています。(絶対美味しいやん…)

さぁ。今このブログを書いているのは20:00過ぎ。
早くも、帰って飲みたい欲が限界を迎えつつあります。
というわけで、ランキングはこの辺で辞めにしてグビーっと!!

なんて訳には行きませんので頑張ります。(笑)
続きまして、第6位の発表です♪
ででででんッ!!!

『季の美 京都ドライジン』

我らが京都!!
言わずと知れた、クラフトジンのパイオニア的存在がここでランクイン!!
京都出身の私が、この一本を紹介しないわけには参りません。
日本のエッセンスを各所に取り入れたこちらのジン。拘りがすんごいんです!
お米から作ったスピリッツをベースに、檜、柚子、玉露、生姜、赤紫蘇、笹の葉、山椒の実、木の芽など日本独自の素材をボタニカルとして使用。
しかも!これらの素材を、それぞれの特性に合わせて絶妙なバランスで別々に蒸留し、香りを最大限に引き出す「雅」製法なるものを採用しているのです!
さて、その味わいはと言いますと…
「京都の山々の神聖な空気のような透明感。瑞々しい柚子のアロマ、そして山椒が竹林に漂う霧のように降り注ぎます。」(公式ホームページより抜粋)
…。
なんだか良く分かりませんが、神々しい程に美味だそうです!(笑)
是非京都の風景を想像しながらお楽しみください。

続きまして。
第5位の発表です。
ででん でん ででん!!!!あいるびーばっく(`・ω・´)ゞ

『Japanese GIN 和美人』

和美人!!何とも素敵な名前です。和美人、大好きです。洋美人も好きです。美人が好きです。
こちらの美人さんは鹿児島県ご出身です。薩摩の女です。
鹿児島と言えば焼酎!和美人を手掛ける本坊酒造さんも元々は焼酎で有名なメーカー。
焼酎作りの技術を生かして、ベースには米焼酎由来のスピリッツを使用。もちろん、焼酎には欠かす事の出来ない「麹」を使用しております。
これにより、お米独自の甘みだけでなく、麴由来の独特な香りが加わります!
さらに、使用するボタニカルにも大きな特徴が…
なんと、使用される9種のボタニカル全てが鹿児島産!
せっかくなので、公式ページから9種のボタニカルをご紹介…

柚子(鹿児島県産)
和食にも使用される日本特有の柑橘類。特有の香りがあり、青っぽい柑橘香の中にほんのりとした甘さ、フレッシュさもある

辺塚橙(へつかだいだい)(鹿児島県産)
鹿児島の辺塚集落に自生している橙の原種と言われている柑橘。少しツンとした青っぽさと酸味を連想させる香り立ちが特徴。

檸檬(レモン)(鹿児島県産)
鹿児島津貫産を使用。柑橘らしい香りと、特有の甘い香気もあり、香りの大事なアクセントとして大事なボタニカルである。

金柑(きんかん)(鹿児島県産)
柔らかな甘みと苦みがある柑橘で、香味とともに甘さのアクセントとなっている。和美人では柑橘類の柱となる。

けせん(ニッケイの葉)(鹿児島県産)
鹿児島の団子「けせん団子」で使用されている植物。シナモンの様な甘い香りと共に、甘みを与えてくれる。

月桃(げっとう)(鹿児島県産)
鹿児島ではサネンと呼ばれ親しまれている。特有の甘い芳香は香りだけでなく味わいの甘さも与えてくれる。

緑茶(鹿児島県産)
鹿児島は日本でも有数の緑茶の産地。緑茶ならではの香味が、おだやかなコクと清涼感をもたらしてくれる。

生姜(鹿児島県産)
刺激的であり甘さも感じられる生姜特有の香りは、柑橘との相性も良く、スパイシーかつ華やかさを与えてくれる。

紫蘇(しそ)(鹿児島県産)
さわやかな香りは、清涼感を与えてくれる。また、華やかさも感じられ、香りを引き立たせる力がある。

もはや聞いたこともない特産品が沢山入ってます!
飲みながら、香りの痕跡を探すのも楽しいですよね♪
ちなみに、その味わいは正に美人。鼻先をくすぐる豊かな薫りの後、口には優しい甘さがふんわりと広がります。

やっと半分が終わりました…(笑)
意図せず超ロングblogになってしまいそうです。
サクサク行きましょう!
第4位
でんでんむしむしかたつむり!!!!!

『油津吟 YUZUGIN』

名前からもお分かり頂ける通り、柚子です。
とてもとても柚子です。(笑)
他のジンに比べてもかなり独特な味わいで、最初から最後まで柚子の香りがとっても強く香ります。
最近、柑橘系の香りが好きだった事に気が付いた今西としては、とっても嬉しい一本となっております。
製造元の京屋酒造も、実は本格焼酎の蒸留メーカー。
その技術を生かして、日本独自の並行複発酵という伝統的醸造技術と100℃から低温での蒸留という斬新な蒸留技術で作った芋焼酎をベースにしています。
この焼酎がこれまた凄い!!
京屋酒造が手掛ける高級プレミアム焼酎、「甕雫」と「空と風と大地」を惜しげもなくベーススピリッツとして使用しているのです!
最初から最後まで柚子の主張が強い個性派ですが、実は他にも7種類のボタニカルを使用。
山椒、生姜、きゅうり、ヘベス、日向夏、コリアンダー、グローブの香りが余韻として残ります。

さて、長かったジン紹介も残すところ3本となりました!
それでは行きましょう!!
栄えある神3の登場です♪

第3位『香の森』

皆様お気付きでしょうか。元々薬用だったジンに、沢山の香りを付けて作るジン。
日本には、この作業を最も得意とする酒造があることを…
そうです!
養命酒!!
ありとあらゆる薬草や漢方を駆使し、バランス良くブレンドする事、なんと419年!
その道のプロフェッショナルが、超本気で作ったジンは不味いわけがない!!
使用するボタニカルは、何と18種類。
「クロモジ」という日本固有の香木をベースのボタニカルに使用。クロモジの風味を最大限に活かすようにブレンドされた複雑な香りは正に深く静寂な日本の森そのものです。
それでは、そのボタニカル達をご紹介しましょう!
「クロモジ細枝、クロモジ葉、クロモジ太枝、ジュニパーベリー、ローズマリー、松の葉、杉の葉、シナモン、ローレル、セージ、花椒、オレンジピール、アンジェリカ、クコの実、生姜、レモンピール、リコリス、アニスシード、桑の実、カルダモン、杜仲葉」
多いなッ!!
もはや健康飲料ですね。(笑)
飲めば分かりますが、さすがにその香りの複雑さは他のジンとは桁違い!
お酒に強い方は、是非ロックグラスでゆっくりと香りの変化を楽しんでください。

第2位『No.3 LONDON DRY GIN』

再び来ました。No.3なのに2位!
お久しぶりのロンドンからランクインです。
香の森が日本の歴史なら、こちらはロンドンの歴史そのもの!
ロンドンで最古のワイン商であるBB&Rが、元祖ロンドンドライジンに真っ向から挑み完成させた、真のロンドンドライジンです。
商品コンセプトは「ジュニパーを正面に据えてロンドンドライジンの本質を表現する」そして「クラッシックドライマティーニに最もあうジンであること」
香の森とは打って変わって、使用するボタニカルはスタンダードな3種のフルーツと3種のスパイスだけ。
「ジュニパーベリー、オレンジピール、グレープフルーツピール、アンジェリカルート、コリアンダーシード、カルダモンポッズ」
これらをオランダで300年の歴史を持つ伝統的な銅製のポットスティルを使用して蒸留、クラシカルなドライマティーニに最適な46度のアルコール度数に仕上げられています。
ちなみにマティーニとは、ジンにドライベルモットという香草ワインを混ぜて作られるシンプルなカクテル。シンプル故に奥深く、カクテルの王様とも呼ばれています。
その味わいは、その歴史に恥じない質実剛健さ。力強い骨格に負けじとやってくるハーブと柑橘の香りが高いレベルでまとめられています。
300年の歴史を持つショップの外観と同じ色のボトルに、数々の賓客をもてなして来た応接室の鍵が埋め込まれたデザインもとっても可愛いです♪

第1位『JAPANESE CRAFT GIN KOZUE 槙』

最後は堂々と、日本発のクラフトジンで締め括りたいと思います!
和歌山発の破天荒ジン。「KOZUE 槙」です!
なんと世界で初めて、希少価値の高い針葉樹「コウヤマキ」の葉を食料品に使用。
「コウヤマキ」とは、世界遺産「高野山」で霊木として大切にされている木。
世界中でも食料品に使用された例はなく、高級な香水やファーストクラスのおしぼりに使う香料に利用されていました。
その香り高さに注目したところ、なんとジュニパーベリーに含まれる「α-ピネン」が豊富に含まれることが分かったのです。
「コウヤマキ」の森林のような深い香りに、和歌山特産の温州ミカンのパンチをプラスして、スッキリとしているのに独特な個性を完璧に作り上げいます。
その秘密は、特許出願中の抽出方法。
大きなポットで蒸留するのではなく、梅酒と同じように小さなビンの中で敢えて無味無臭のお酒に漬け込み、素材毎に完璧な時間で抽出した後に蒸留しているそう。
香りを余すところなく抽出しつつ、雑味が一切ないクリアな味わいは、この小仕込みと丁寧な手作業によって生み出されているのです!!
そして何よりも、安い!!!
本日紹介したジン達の中でも、ダントツ。約半分の値段で買えてしまうのです!!
クラフトジンの世界に興味を持って下さった貴方!!
まずは、この『KOZUE 槙』から初めてみませんか?

いかがだったでしょうか?
飲む香水「クラフトジン」の世界。
興味が湧きませんか??
そんな貴方に。
バーテンダー今西の、とっておきの飲み方をご紹介しましょう。
そう。
『GIN TONIC』

何が良いか。
簡単!甘い!香り倍増!強くない!
お酒を飲みなれていないそこの貴方も、甘いお酒大好きな可愛い女の子も、GINの香りを楽しみたい通なおじ様も。
皆におすすめジントニック。
最後に作り方をご紹介しましょう!
BARには名曲が必須。というわけでオススメの一曲をご紹介。
andymoriというアーティストの「クラブナイト」を聴きながらお読みください。

まずは氷を用意します。

割ります。

割ります。

割ります。

割ります。

簡単そうですが、四角に割るのは意外と難しいです。
製氷機の氷でもいいですが、すぐに溶けて薄くなるので、コンビニのチョットいい氷がおすすめです。

ライムを切ります。

切ります。

切ります。
可愛いです。

氷を入れたグラスにライムを絞ります。
力いっぱい絞らない事がポイントです。
あっ、グラスは冷凍庫でキンキンに冷やしておいてください。

これまた冷凍庫でキンキンに冷やした好みのジンを30ml入れます。
大丈夫です。凍りません。

混ぜます。

氷に当てないようにトニックウォーターを注ぎ入れます。
もちろんトニックウォーターもキンキンに冷やしてください。
大丈夫です。凍ります。冷蔵庫です。
ちなみにトニックウォーターは、フィーバーツリーというメーカーがオススメです。
日本では珍しく、本物のキニーネが入っています。
つまりいい匂いがする成分が入っています。
ちなみにこのキニーネ。ブラックライトに当たると光ります。
そうです。映えます。

トニックを入れたら、氷を少し持ち上げてそっと沈めます。
一回だけです。決して混ぜません。
最後に、ほんの少しだけ炭酸水をそっと。そっとですよ!表面に浮かべます。

ライムを飾って完成です。

お好みで好きなハーブを添えても面白いです!

さて、気づいたらこんなに長くなってましたね…
こんな予定ではなかったのですが…(笑)
熱意があふれ過ぎましたね。
何はともあれ、皆様がジンにはまって素敵なお家時間をお過ごし頂ければ幸いです♪

 

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