祇園花街芸術資料館

花街芸術資料館

皆様こんにちは!メイクスタッフの富田です☀️
今回のblogでは”とある場所”についてご紹介させていただこうかと思います😎

 

京都祇園「花見小路通」に位置する【祇園甲部歌舞練場】
皆様”歌舞練場”とは何かご存知ですか?

祇園花街芸術資料館

花街が最も賑わう時期、4月に「都をどり」や10月の「温習会」が開催される大劇場でございます。
大きな催し以外にも伝統伎芸にまつわる催事が年中行われており、敷地内に舞妓さんや芸妓さんが通う学校も併設されていることから、常に和服姿の女性の出入りがある、なんとも京都らしい風情のある建物。

 

国の登録有形文化財ということもあり観光に訪れる方も多かったのですが、先日2024年5月15日からは
【祇園 花街芸術資料館】
が新しく開かれることとなりました。

祇園花街芸術資料館

歌舞練場内の資料館なら見に行かねば!と早速オープン初日である15日に足を運んできました✨
入場する際に資料館のチラシと”おおきに”と書かれた「千社札」を頂きました♡この「千社札」のサイズ感といいデザインといい、集めたくなる可愛さですよね😊✨

 

資料館には舞妓さんや芸妓さん、花街についてまとめた資料だけでなく、実際に着用されている着物や舞妓さんの簪、お化粧道具などたくさんの展示がございました。

祇園花街芸術資料館

こちらは祇園甲部歌舞練場で行われる「都をどり」で着用される舞妓さんのお着物。この鮮やかな水色の着物と橙色の帯の組み合わせは有名ですよね♪
「都をどり」を観覧されたことがない方でも、お写真などで見たことがあるのではないでしょうか?
何人もの舞妓さんがお揃いのお着物で、扇子を片手に舞う姿はとても素敵なんですよ✨

祇園花街芸術資料館

こちらは舞妓さんがお座敷に行かれる際にかならず持っていらっしゃる「舞の扇」。
舞妓さんは「見習いさん」として日々お稽古をし、「店出し」と呼ばれる”舞妓さんデビュー”の際には、お祝いとしてお座敷で舞うための扇を頂きます。
上段右側の赤いラインが入った扇は『紅の三段』と呼ばれ、舞妓さんになって初めて頂けるものなんだそうです。
そして舞妓さんから芸妓さんになる「衿替え」の時には、新しく『紫の五段』の扇をお祝いに頂きます。(上段左端紫のラインが入った扇)

 

このように扇ひとつをとっても、昔からたくさんの方の思いや願いが刻まれ、伝統として今なお受け継がれていきているのだそうです。

祇園花街芸術資料館

こちらは舞妓さんの「花簪」。季節それぞれの花が揃っていると、なんとも風情がありますね🌸
この「花簪」はひとつひとつが職人さんによる手作りの品。
「STUDIO KOKORO ARASHIYAMA」の舞妓体験でも様々な簪をご用意しておりますが、何度見ても「花簪」の繊細な造りには目を引かれるものがあります。

祇園花街芸術資料館

こちらは舞妓さんが使用されているお化粧品。
舞妓さんはご自身でお化粧を全てされることはご存知でしょか?専門のメイクさんがいらっしゃるのではないのですよ😎
先生は、お姉さん(先輩舞妓さん)や置屋(おきや)さんのおかあさん方で、白粉化粧の仕方をいちから教えてもらうそうです。
最初は早い人で30分、慣れるまでに1時間を費やすこともあるそうですが、毎日毎日練習を重ねて段々と上達していきます。
一見同じような白粉化粧ですが、紅の入れ方や眉毛の描き方など人それぞれ。ご自身のお顔に合うようなお化粧をされていらっしゃいます。

 

私もお勉強がてらSNSで舞妓さんのお写真をたくさん見ますが、どの方もそれぞれに可愛らしい白粉化粧をされていて、画面をスクロールする手が止まりません!!
最近は芸妓さんのお化粧を見ることにハマっています♪芸妓さんも皆さんそれぞれお化粧が違っているので、興味がある方は是非見てみてください😊

祇園花街芸術資料館

お次は舞妓さんのお着物。お写真はほんの一角で、もっとたくさんのお着物が展示されておりました✨
全部をお見せしたいところですが、とんでもない写真の量になってしまうので割愛。

 

舞妓体験の際に「本物の舞妓さんはお着物をご自身で用意されているのですか?」とのご質問を頂くことも多いのですが、お着物は全て置屋(おきや)さんが用意をされています。
舞妓さんにとっては”着物=ユニフォーム”なので、抱えている舞妓さんが不自由しないように、置屋(おきや)さんが誂え続けているのだそうですよ。
舞妓さんのお着物は京都伝統工芸のひとつである「手描き友禅」が主流です。色や柄も季節などに合わせたくさんの種類がありました。

 

着物を見ると自分の着物を買いたくなってしまいますね✨また近いうちに買いに行ってしまいそうな気がします(笑)

祇園花街芸術資料館

展示コーナーを進むと係の方が立っておられ、なにやら本館劇場内の観覧も出来るとのこと!!
天井や照明など各所に日本の伝統的な意匠が取り入れられており、この劇場をまじまじと見学できるだけでも来て良かったな~と実感しました。
劇場内には大きなスクリーンも設置されており、劇場の舞台を背景に「都をどり」のドキュメンタリー映像を見ることができ、なんとも豪華な体験でした。

 

そして、なんと!実際に舞妓さん方が立たれる花道に上がることも出来るとのことで、折角ならと登壇!!

祇園花街芸術資料館

舞台から見る客席の景色。この舞台に立つためにもたくさんの舞妓さんや芸妓さんが日々お稽古などに励まれているのか、と感慨深いものがありました。
私が伺った日は、公開初日の平日ということもあり比較的館内は空いていたため、ゆっくりと隅々まで見学させていただきました。

祇園花街芸術資料館

劇場を後にすると、お次は外に出られ、敷地内の庭園も見学する事が出来ました。
こちらの庭園はお座敷から見学することも出来、夜にはライトアップもされるそうです。
展示物と景色、様々なコンテンツをおなか一杯楽しむことが出来ました♪

 

その他にも「芸妓さん・舞妓さん(どちらか1名)による京舞披露」「芸妓さん・舞妓さん(どちらか1名)との記念撮影」もございました。
※こちらは入館料とは別途でチケット購入が必要となります。

記念撮影はインスタントフィルムで撮影し、そのインスタントフィルムに撮影した芸妓さんや舞妓さんの名前が入った「千社札」を貼りオリジナルポチ袋に入れた状態のものを頂けるそうですよ!
今回私は1人で伺ったので記念撮影までは勇気がでなかったのですが、次回はお願いしようかなと思います✨

 

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祇園 花街芸術資料館
https://gion-museum.com/
開館時間:11:00 〜 20:00(入館は19:00まで)
休館日:水曜日/3月中旬〜5月上旬、10月中旬〜11月中旬/年末年始/その他不定休

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京都ココログループへは、舞妓さんに憧れ一度で良いから舞妓さんのお化粧をしてみたい!と足を運んでくださる方も多いかと思います。
舞妓さんについての知識や実際に立たれる舞台、使用されているアイテムなど、様々なことを知ることが出来る「資料館」。
様々なことを知ったうえで舞妓体験をされてみると、その体験自体もより味わい深いものになるかと思います。
京都の文化に触れて知って、素敵な旅行の思い出となるはずです。

 

「花見小路通り」も京都の有名な観光スポットのひとつなので、お近くにお越しの方も是非訪れてみてください♪
長くなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

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