みなさまご機嫌いかがでしょうか。
カメラスタッフの磯野です。
先日、京セラ美術館で開催されている展覧会、「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」へ行ってきました٩(ˊᗜˋ*)و
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●アンディ・ウォーホルとは●
1960年代の芸術家。アメリカ消費文化の象徴となった絵画の殿堂を築いた一人。
それまで20世紀の美術を支配していたのは近代的な抽象画でした。
これに対し、ウォーホルはスープ缶など日常の中にあるありふれた物や映画スターを作品に取り入れ、ファクトリーと呼ばれる自らの工房で大量に生産しました。
テレビなどの普及によりメディアの力が増したアメリカで、彼はそのような作品をアメリカ文化の象徴として我々に提示したのです。
そして彼の作品はアートのみならず音楽・ファッション・マスメディアなどさまざまなジャンルにも影響を与えました。
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作品だけでなく、ウォーホル本人も世界的に有名ですが、実は彼は1956年の世界旅行中に京都に訪れたことがありました。
今回の展覧会は京都とウォーホルの関係に目を向け、そのゆかりを示す貴重なスケッチなどを展示し、若き日のウォーホルの心を捉えた京都の姿に思いを馳せるものだそうです。
まず私が驚いたのは、京セラ美術館の外観!!
クラシカルでとてもキレイです(♥‿♥)そして大きい!
中に入ると、新進気鋭の作家を紹介するスペースや、カフェ、ショップなどがあり、こちらも楽しめました♪
そして進んでいくと展覧会の表示が!
会場に入ると早速、ウォーホルが京都に来たときのスケッチが展示されていました。
これは清水寺です。
舞妓さんにも会ったんでしょうか?独特な画風です。
僧侶も描かれていました。
会場を進んでいくと、とても有名なキャンベルスープの作品がズラリ˚✧₊⁺˳✧༚
ウォーホルは自分のキャリアを振り返り、キャンベルスープ缶は自分のお気に入りの作品で、それだけ描いて、ずっと続けていればよかったかもしれない・・・なんと言っても、誰だって絵は1枚しか描けないんだからと述べています。
キャンベルスープ缶のシリーズは、より機械的な絵柄を出すため、手書きの絵画から版画による作品へと転換するきっかけとなった重要な作品です。
こちらの有名なマリリン・モンローも展示されていました!!
アンディ・ウォーホルの名前は知らなくとも、このマリリン・モンローはご存知の方も多いはず。
マリリン・モンローの自殺をきっかけに、ウォーホルは膨大な数のマリリンの絵や版画の制作にとりかかります。
この作品はウォーホルが芸術家として批評家からも大衆的にも認められるきっかけとなりました。
展覧会ではウォーホルの作品をオマージュしたものも展示されています。
1966年、彼は「Silver Clouds」という作品を発表しました。
文字のとおり、銀色のバルーンを雲に見立て部屋に浮かせ、気流や室温変化に影響されて終わりなく動き回るという作品です☁︎︎☁︎︎☁︎︎
こちらの写真はそのときに撮影されたウォーホル自身の写真です。
ウォーホル展の会場にはそのSilver Cloudsを再現したスペースが展示されており、実際に銀のバルーンが飛び回っていました。
ウォーホルの個展ではどうしても平面的な作品が多くなるので、このような立体の作品があると新鮮で良いですね(๑✧∀✧๑)
さらにSilver Cloudsをオマージュしたデジタル作品もありました。
こちらは画面に映っている銀のバルーンに触ることができるという参加型の作品です。☁︎︎ヽ(゜∇゜ヽ)
ただ、動くバルーンを左手で触りながら右手で写真を撮るのが意外に難しく、躍動感溢れる写真になってしまいました・・・
真剣に写真を撮ろうとしていたので全然楽しくなさそうな表情をしているのがおもしろいですね。
展覧会自体はとても楽しかったのでオススメですよ!!!
見応えのある大型作品や日本初公開される作品も多く、見に行った価値が十二分にありました(´ε` )♥
まだまだ開催期間中ですので、ぜひポップアートの世界に触れてみてはいかがでしょうか?
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「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」
公式サイト
https://www.andywarholkyoto.jp/
会場
京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」
会期
2022年9月17日(土)~2023年2月12日(日)
開館時間
10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
※1月、2月の土日祝日のみ9時~10時の早朝開館実施
休館日
月曜日(但し祝日の場合は開館)
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